脱炭素社会の実現に向けて

脱炭素社会の実現に向けて

方針・基本的な考え方

大成建設グループは、長期環境目標「TAISEI Green Target 2050」において、2050年目標「事業活動によるCO2排出量実質ゼロ」を掲げ、脱炭素化に向けた移行技術や取り組みを通じて広くCO2排出削減に貢献し、脱炭素社会を実現することを目指しています。
また、そのマイルストーンとして2030年度グループ環境目標を設定し、売上高あたりのCO2排出量を、2019年度比で事業活動によるCO2(スコープ1+2)では50%削減、事業活動に関連するCO2(スコープ3)では32%削減、CO2総排出量は、事業活動によるCO2(スコープ1+2)では40%削減、事業活動に関連するCO2(スコープ3)では20%削減することとし、「持続可能な環境配慮型社会の実現」を目指しています。
目標達成に向けて、スコープ1+2では専門工事業者(サプライヤー)と協働し、エネルギー使用の削減及び効率改善を含む環境負荷低減活動(TSA:TAISEI Sustainable Action®)に取り組んでいます。省エネ効率の高い重機・車両の使用を推奨するなどの施工現場での施策に加えて仮設作業所事務所のZEB化を実施しています。また、当社グループの電力使用量を賄う再生可能エネルギー電源の保有を進めています。スコープ3では、低炭素建材の開発・普及促進や、新築ZEB、グリーン・リニューアルZEBの推進などを実施しています。大成建設グループでは、脱炭素社会の実現に向け、計画設計段階、施工段階、竣工してお客様に引き渡した建物の運用段階など、建築物のライフサイクルを通したCO2削減の取り組みを行っています。

リスクと機会

気候変動に関するリスクと機会については、TCFDの提言による情報開示で詳細に分析しています。

TCFD提言による情報開示

ポリシー/コミットメント

  • グループ行動指針:環境の保全と創造への取り組み
  • 環境方針
  • 環境目標
  • TAISEI Green Target 2050:脱炭素社会の実現
  • エコ・ファーストの約束
  • 大成建設グループサステナブル調達ガイドライン
  • 大成建設グリーン調達ガイドライン
  • グリーン購入標準ガイドライン
  • 中期経営計画(2021-2023):環境分野のフロントランナーを目指して、カーボンニュートラルに向けた取り組みを加速させる

目標

TAISEI Green Target 2050

2050年目標「事業活動によるCO2排出量実質ゼロ」

TAISEI Green Target 2050

マイルストーン

マイルストーン

KPIs

KPIs

環境目標

環境目標

イニシアチブ

  • TCFD
  • SBT
  • CDP( Climate Change)
  • GXリーグ基本構想(経済産業省)
  • 国連グローバル・コンパクト「環境」
  • チャレンジゼロ(日本経済団体連合会)
  • 建設業の環境自主行動計画(日本建設業連合会)

取り組み

大成建設のゼロカーボンビルとゼロ・エネルギー・ビルディング

大成建設グループは、様々な視点と技術⼒を活かしながら環境課題の解決策を提案し、お客様とともに、次世代のための夢と希望に溢れた持続可能な環境配慮の社会づくりに取り組んでいます。

  • ゼロカーボンビルのイメージ
  • 大成建設技術センターZEB実証棟
T-ZCB(ゼロカーボンビル)

建築物のライフサイクルにおけるCO2排出量を実質ゼロにするゼロカーボンビルの建設を推進するため、初期計画段階で建築物のライフサイクルCO2排出量及びCO2削減技術の効果を可視化し、建築物の脱炭素化を体系的に評価するシステム「T-ZCB(ゼロカーボンビル)」を構築しました。
本システムの適用により、お客様のCO2排出量削減目標に沿った建設計画の立案を支援し、カーボンニュートラル社会の実現を目指します。
また、現在計画中の大成建設グループ次世代技術研究所の建設において、「T-ZCB」を適用し、その有効性を検証していきます。

T-ZCB(ゼロカーボンビル)
グリーン・リニューアルZEB(ゼブ)

既存建物のZEB化を推進することを「グリーン・リニューアル®」と称し、人も建物も地球も健康になる取り組みを実施しています。

ZEF(ゼフ)

大成建設は、従来ZEB評価対象外であった工場内の生産エリアにおける空調・換気・照明・給湯・昇降機等を評価対象に加えて、工場内で消費されるエネルギーを適正に評価し、省エネ・創エネによって生産工場に必要な年間の一次エネルギー収支をゼロにすることを目指した工場、「ZEF」(Net Zero Energy Factory)を定義しました。今後「グリーンZEF®」として、ZEFの適用推進や脱炭素化の取り組みの普及展開を図っていきます。

都市型ZEB(ゼブ)

大成建設では、都市部の狭い敷地でも、日照条件にかかわらず建物単体で年間エネルギー収支をゼロとする「都市型ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)」を定義し、2014年に技術センター(横浜市)「ZEB実証棟」を新設。その後、経済性を考慮した更なるエネルギー性能の向上と、健康経営時代に相応しいオフィスへの進化など、次世代の執務環境を目指したリニューアルを実施し、新技術とAI・IoT を活用したZEBとウエルネスの機能を同時に実証する「人と空間のラボ」として生まれ変わりました。

CO2を資源としてリサイクルした環境配慮コンクリートの開発

2050年のカーボンニュートラルを実現するため、CO2を資源として回収し有効利用することで、CO2排出量を抑制する「カーボンリサイクル」への取り組みが進んでいます。

木材を利用した木質化建築

木材の利用促進はCO2の固定化による地球温暖化抑制につながります。また木質空間は健全な心身の維持に寄与します。
大成建設では、伝統建築から現代建築まで、革新の継承による新た木造・木質建築の伝統につながる実績を有しています。

環境負荷低減活動 TSA:TAISEI Sustainable Action®の取り組み

大成建設グループは、グループ環境目標達成のためにグループ全社員が参加する環境負荷低減活動TSA:TAISEI Sustainable Action®に取り組んでいます。2011年に始まった作業所の基本的な取り組みである「CO2ゼロアクション*」に加えて、2018年には環境負荷低減に効果のある技術や活動など具体的な取り組みをまとめた「TSAアクションリスト」を作成しました。2020年から活動効果を見える化・定量評価する「TSAポイントシステム」を導入し、社員の意識改革と行動変容につなげています。また、TSAの普及促進と具体的な活動の水平展開を目的として「TSA 通信」を四半期ごとに、全役職員に配信しています。また、当社では、環境目標の達成に向けた取り組みに関する表彰制度を設けており、他の部門の模範となる環境負荷低減活動を評価し、社員の環境に対する意識の向上に努めています。

主なTSA重点実施項目

*CO2ゼロアクション

全作業所が取り組む環境負荷低減活動。重機・車両のエコドライブや点検整備、エアコンの温度設定抑制など7つのアクションがある。

削減に向けた施策

事業活動によるCO2(スコープ1+2)

スコープ1は、主に建設工事で使用する重機の燃料、アスファルトを製造する合材工場やプレキャストコンクリートを製造するPC工場で使用する燃料に由来します。スコープ2は、本支店、営業所、工場や作業所で使用する電力や熱などに由来します。大成建設グループでは、スコープ1の削減に向けて、重機のハイブリッド化・電動化、代替燃料の使用などの取り組みを進めています。また、スコープ2の削減は再生可能エネルギー電源の保有に加えて、支店社屋及びプレキャストコンクリート工場のリニューアルZEB化を進めています。

事業活動に関連するCO2(スコープ3)

スコープ3は、主に建設工事で使用する鋼材や生コンなどの資材が製造されるまでに排出されるCO2と、引渡後に建物が使用される際に排出されるCO2によるものです。大成建設グループでは、スコープ3のCO2排出量を削減するために、CO2負荷の少ない材料の選定(グリーン調達)を推進しています。また、独自技術であるCO2排出量を大幅に削減する環境配慮コンクリート「T-eConcrete®」やCO2を固定化した木材を利用した木質化建築の技術開発と普及を推進しています。更に、引渡後に建物から排出されるCO2を削減するために、ZEBのトップランナーとしてZEBの進化・普及に取り組むとともに、既存建物をリニューアルしてZEB化するグリーン・リニューアルZEBや建物の調達段階・施工段階・運用段階のライフサイクル全体にわたって排出されるCO2トータルの収支でゼロにする「T-ZCB(ゼロカーボンビル)」の推進にも取り組んでいます。

削減促進に向けたシステム開発

T-CARBON Watch (作業所CO2排出量計測・集計システム)

施工現場に設置したカメラとAIの画像認識機能の活用、電気使用量や電子マニュフェストなどの外部システム情報、燃料購入などの社内システム情報から作業所におけるスコープ1・2を効率的に集計・把握し、見える化する「T-CARBON Watch」の開発・運用を進めています。

T-LCA シミュレーター CO2

建築物の「調達、施工、運用、修繕、解体」を通したCO2排出量や削減効果を計画初期段階で見える化する建築物ライフサイクルCO2評価ツール「T-LCA シミュレーター CO2」を開発・活用しています。

脱炭素化を実現する先進技術の取り組み

2050年カーボンニュートラル実現に向けて、実用化が期待されている先進技術の開発や実証事業に参画しています。

データ

環境データ

サステナビリティ

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