2025年11月28日

― 内閣官房水循環政策本部事務局「水循環企業登録・認証制度」―

 大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、内閣官房水循環政策本部事務局が2024年に創設した「水循環企業登録・認証制度」において、2年連続で水循環ACTIVE企業に認証されました。

 この制度は、水循環に貢献する企業の取り組みの登録・認証を通じて企業の活動を促進し、社会全体で水循環に向き合うことを目的としており、評価・認証は「水量水質カテゴリー」及び「人材資金カテゴリー」の2つのカテゴリー ※1 で行われます。

 当社は、両カテゴリーにおける以下の取り組みが高く評価され、2年連続で認証を取得しました。

 今後も認証企業として、水資源・水循環の課題解決に向けた取り組みを深化させ、持続可能な環境配慮型社会の実現を目指してまいります。

取り組み内容①:「人と空間のラボ(ZEB実証棟)」※2(水量水質カテゴリー)

 当社の技術センター(横浜市戸塚区)にある「人と空間のラボ(ZEB実証棟)」は、ZEB(Net Zero Energy Building:年間の一次エネルギー収支をゼロにすることを目指した建物)を実証するための研究棟です。

 ここでは、使用する水利用に際して、雨水利用のみとすることに加え、雑排水再利用システム※3を導入し、2024年4月にLEED Zero Water※4認定書を取得しました。

図1 ゼロウォータービルの概念図
図2 LEED Zero Water認定書

 取り組み内容②:環境DNA分析※5(人財資金カテゴリー)

  環境DNA分析は、水域に存在する生物の組織片から生物由来のDNAを調べることで、その水域に生息する生物の情報(種類、存否)を得る技術です。

 環境DNA分析技術を用いて、水域における生物多様性の保全に取り組んでいます。

写真1 環境DNA分析の概略フロー

※1  取り組み内容により、『水量水質カテゴリー:水量や水質へ直接的に水循環に貢献する取り組み』
 及び『人材資金カテゴリー:人材、資金及び機材等を介して水循環に貢献する取り組み』のいずれかまたは両方で認証される。

※2   国内初 人と空間のラボ(ZEB実証棟)が「LEED Zero Water」認証を取得

※3  雑排水再利用システム:
 トイレの手洗器や給湯室の流し台から排水される油分が少ない雑排水を原水として、浄化処理にかかる負荷を低減させた水処理システム

※4  LEED Zero Water:
 LEED認証を取得したプロジェクトを対象にネットゼロ(正味ゼロ)の達成を評価するプログラムとして2018年にLEED ZERO Program Guideが公開された。
 LEED Zero認証は、「炭素(Carbon)」、「エネルギー(Energy)」、「水(Water)」、「廃棄物(Waste)」の4項目が運用されおり、「水(Water)」については、年間の上水使用量に対して、
   代替水(雨水・再利用水)使用量と水源還元量の合計が同量以上となった場合にZero Waterと定義されている。

※5   環境DNA分析技術を用いて希少両生類の水中生息状況を把握